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BUZZER BEATER


BUZZER BEATER
作者/井上雄彦


先日「X-MEN」を取りあげたので、日本の作家さんによるアメコミ手法で描かれたマンガってないかな?と思いまして、最初に思いついたのがこの『BUZZER BEATER』です。



これ、凄く面白いんですよ!


『SLAM DUNK』をリアルタイムで読んでた世代には、わざわざブログで教えてもらわなくても知ってるよ!という人も多いでしょうけど。


この作品は、もともと「ウェブコミック」なんです。


2016年現在、プロの漫画家さんが作品をネットで公開するのは珍しいことではありません。
電子書籍がこれだけ普及しているんだから、そりゃ珍しくもなんともないでしょう。


でもWikipediaによると『BUZZER BEATER』がネットで公開されたのが1996年ですから、実に二十年も前です。


約二十年前といえば日本でWindows95が発売され、これからはインターネットの時代!みたいな雑誌が次々に創刊されてました。


当時のわたしは実家住まいの学生でしたが、私の実家に初めてパソコンが来たのもこの頃です。


この頃の空気を知ってる人間としては、当時語られていたインターネットがテレビや雑誌や新聞に取って変わると言われたのが、本当に実現したな~っと思います。


つまり『BUZZER BEATER』は時代を先取りした、とても先進的な作品というわけです。


なにしろ家庭のパソコンからネットに繋ぐにはモデムからダイアルアップ接続しなければならない時代ですよ?


ネット接続すると電話が使えなかった時代ですよ?


ケータイよりもポケベルが普及していた時代ですよ?(←しつこい!(^。^;)


そんな時代にフルカラーのマンガをネットで無料公開したわけですから、マンガの歴史のなかで記念碑的作品といっても良いと思います。


また冒頭にも書きましたが、アメコミ手法で描かれているので、日本のマンガと比較すると目線の移動が逆です。


日本とは逆なので、左上から右下へと読み進めていきます。


この点でも作者の井上雄彦さんが、いろいろ試しながら描いた作品なんだと思います。


宮本武蔵が主人公の傑作『バガボンド』では、既存の漫画手法を使用せずに描いているそうです。


あと、序盤の展開が『HUNTER×HUNTER』でそのまんま使われているのも、今となっては笑っちゃいますね。


ネテロ会長そっくりなキャラとかいますから
σ(^_^;


もちろんそういったウンチクを抜きにしても、 『BUZZER BEATER』はとても面白いです。


私は『SLAM DUNK』の連載開始から突然の終了までを、リアルタイムで見ていました。


同世代の人なら分かると思いますが、本当に突然の終了で驚きと喪失感がハンパ無かったです。


そういった喪失感を『SLAM DUNK』と同じくバスケを題材にした作品で埋めてくれたのが『BUZZER BEATER』だったわけです。


まあバスケといってもこちらは宇宙リーグのバスケで、登場人物も半分が宇宙人でアメコミ的な世界感ですが。


その後、月刊少年ジャンプ(ジャンプスクエアの前身)に掲載されて、単行本化されたようですが、こちらは未読です。


さてこのウェブコミックですが、現在は公開が終了していて普通には読むことが出来ません。


普通には出来ませんが、Wikipediaからリンクをたどるとアーカイヴ化された公開時のウェブを閲覧することが出来ます。


このウェブの雰囲気がやっぱり良いですね!わたしオッサンなので!(^^)!


次ページの送りとか、ぜんぜん洗練されてなくてサクサク読めないのが逆に良いです。


win95時代のウェブはこうだった!という記録でもあるわけですから。


私の好きなシーンを紹介します。


#56で史上初の女性宇宙リーガー"アピル"がラズーリのディフェンスを吹き飛ばしてバックダンクを決めるシーン

もうね、『SLAM DUNK』世代としてはたまらないっス。


ぜひ一読あれ。


BUZZER BEATER - Wikipedia