個人型確定拠出年金が2017年1月からスタートします。
いや、スタートしますというのは適切ではないですね。個人型確定拠出年金の対象者が2017年1月から大幅に拡大します。
愛称は「iDeCo」(イデコ)というそうですがどのくらい浸透してますかね?私の周りでイデコを知ってる人がいないのですが(;^_^A
個人型確定拠出年金の公式サイトはこちらです。
公式サイトを見ても個人型確定拠出年金(個人型DC)という書き方ですので、愛称も「個人型DC」のほうが混乱しなくて良いような気がします。
また、「401k」という言われ方もします。
これはアメリカの確定拠出型年金制度を「401kプラン」というため、日本の確定拠出年金を「日本版401k」と言ったり、日本の企業型確定拠出年金を「企業型401k」といったり、日本の個人型確定拠出年金を「個人型401k」といったりもするんです。本当にややこしい!
つまり「iDeCo」、「個人型DC」、「個人型401k」は全部同じ意味で「個人型確定拠出年金」のことなんです。
この名称の分かり辛さで、既に普及しない空気になりつつある個人型確定拠出年金ですが、マイナーな存在であるほうがユーザーメリットとなる場合もあります。
かつて「マイナンバー」の前進ともいえる「住基ネット」を政府が始めたとき、世論のほとんどは反発しました。
いわゆる「国民総背番号制」が導入されて国民が政府に管理されることを嫌ったことが主な理由で、まあ反発する気持ちも分かります。
そこで政府は「住基ネットカード」と「e-tax」によって確定申告をすると5000円の税控除が受けられる特典を付けて、「住基ネット」の普及を促進する施策を実施しました。
これにより「住基ネット」が普及したかどうかは疑問ですが、ユーザー的には税控除というメリットを受けることが出来ました。
要はこんどの「個人型確定拠出年金」でも、普及のために政府が何らかの優遇施策をやってくれることを期待しているわけです。
また、政府以外にも「個人型確定拠出年金」を取り扱う金融機関や証券会社などではユーザー獲得のためのキャンペーンをやっています。
たとえばSBI証券では加入時・移換時手数料1,080円が無料になり、月々の口座管理手数料324円が無料になるキャンペーンをやっています。
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というわけで、せっかくなのでSBI証券に個人型確定拠出年金の資料請求をしてみました。次回は資料請求について書きます。